社団法人 燕三条青年会議所
1998年度(初代)理事長
本 間  哲 則

 

1998年度理事長所信

「ぼくらの第一歩が地域(まち)の未来を創造(つく)る」

 私たちは14年余に亘り、県央広域合併の必要性を論じ、内外に訴え、実現に向かって活動してきました。世の中全体がバブル景気に沸き、自分達の住んでいる地域の未来など憂う必要もなかった時代から、いずれ地方自治体の財政は行き詰まり、広域行政なくしてはこれからの地方は成り立たないという信念のもとに活動を続けてきました。そして私たちは、まず燕と三条の両青年会議所(JC)統合という大事業をやり遂げました。これは第一にJCの統合という「ゴール」であり、次いで市町村合併への大きな「ステップ」を意味し、さらには新しいJC組織への「スタート」でもあります。メンバーの皆さんには、先輩たちから継承してきたことの「ゴール」を誇りに思い、重要な「ステップ」の局面に責任を感じ、「スタート」に際して大きな夢を描いてほしいと思います。
 日本全体の先行きが不透明の中、私たちの住むこの県央地域の景気動向も好転の兆しは見えてきません。その上地方に課せられる責任は一層重く、受け身の姿勢では取り残されるばかりです。折りしも、私たちの広域活動は益々重要性を帯び、燕三条JCのこの1年間の活動は社会から注視され、地域に大きな影響を及ぼすことは間違いありません。
 メンバーのみなさん、大きな自信と希望、そして強い自覚をもって、JC活動に臨んでいこうではありませんか。

 

1998年度基本方針

1.「燕三条市を実現させよう」
 現在、国の財政は後戻りできない所まで行き詰まっています。少子化・高齢化・景気の停滞等で所得税・法人税の収入も上がらず、消費税の税率引き上げ、医療費の自己負担率増加など、国民の負担はもはや限界まで来ています。最後に削られるのは、間違いなく地方へ分配されていたお金です。国からの交付税にのみ頼る自治体には、もはや未来はありません。燕三条市として他の自治体より先に第1歩を踏み出せるかどうかは、ここ1、2年が勝負です。この地域の潜在能力は、絶対他の中核都市に劣るものではありません。全員一丸となって、燕三条市実現という結果を出そうではありませんか。

2.「広域活動のお手本となろう」
 私たちは身をもって、2つの組織が1つになることの難しさを体験しました。それと同時に、今度は1つの組織になって活動することの素晴らしさを、社会・行政・他団体に示していかなくてはなりません。燕三条JCの成功こそ、広域活動の有用性を証明する一番の早道だからです。それには、まず、1年が終わって一緒になって良かったとメンバー自身が思えるように広域的な活動をしていきましょう。

3.「認承証伝達式・ブロック事業を成功させ、力をアピールしよう」
 燕三条JCの力とこの地域の存在が、広く世間に認知されるためにも、認承証伝達式およびブロック事業(会員大会等)を必ず成功させましょう。単純にメンバーの人数が200人に増えたのではなく、統合によって2つのJCの力が相乗的に増幅したことをアピールしましょう。

4.「新しい組織にぼくらの夢を託そう」
 
燕と三条のJCの統合は、同時に燕三条JCの新設をも意味しています。したがって、これまでそれぞれのJCが抱えてきた継続事業を単純に受け継ぐのではなく、最低限必要な事業だけを継承し、それ以外は極力白紙に戻したいと考えています。そしてメンバー全員が、新しい組織で新しい事業を行う喜びを、ぜひ味わっていただきたいと考えています。新しいJC創設の苦労を体験する者だけが見ることのできる夢、その夢を存分に描いてください。