己の美学に関する講演会 〜白洲次郎の生き方に学ぶ〜

6月8日(月)三条燕地域リサーチコア、マルチメディアホールに於いて、6月公開
例会「己の美学に関する講演会」が開催された。

最初に長谷川理事長より、早くも2009年度折り返しの6月を迎え、100年に一度
の危機と叫ばれる中始まった年、振り返れば北朝鮮による弾道ミサイル発射や豚インフ
ルエンザ、米国大手自動車メーカーの破綻、そして再び北朝鮮による核実験など、まさ
に耳を疑うニュースが絶えなかった上半期だったのではないでしょうか。今年度「ノー
ブレス・オブリージュ 〜果たそう我々の使命を〜」を掲げた背景には、こんな社会情
勢だからこそ、真に我々がリーダーとしての力の発揮どころ、活躍の場があるのだと信
じて止まないからである、との挨拶から6月公開例会が開催された。

続いて、己の美学委員会の石山委員長より、講師の北康利氏のプロフィール
と本例会の主旨説明があり、その後に北氏による講演会が始まった。

最初に、NHKで放送されたドラマ白洲次郎の映像紹介VTRが流れ、その後講師の
北 康利氏より、NHKドラマが作成されたエピソードをジョークと共に語られた。

NHKドラマ放映後の反響の大きさ、そして原作となった「白洲次郎 占領を背負った
男」(講談社:2005年8月出版)が書籍のネット販売大手、アマゾンドッ
トコムで販売書籍全体の3位になった背景には、白洲次郎の人間性が多くの方
に支持され、その生き方に尊敬と憧れを抱かせた為であるのではないか、
特に、白洲次郎の哲学である、”プリンシプル”が人々に共感をもたれたのではないか。
”プリンシプル”とは、自分で決めた規律、美学、ルールの事であり、
その自分の”プリンシプル”を貫き人生を歩むことこそ、今の現代人が無くしている
事であり、だからこそ人々が求めている生き方なのではないだろうか。

白洲次郎のエピソードでは、GHQに”Difficult Japanese”従順ならざる唯一の
日本人と呼ばれ、戦後の占領統治時代、最高権力者のマッカーサーをしかりつけたり
GHQの政治工作に正面から抵抗を続けた男であり、当時の日本人には珍しく英語力は
ずば抜けており「貴方は本当に英語がお上手ですな」とお世辞をいわれると、
「閣下の英語も、もっと練習したら上達しますよ」と切り返した等、非常にユニークで
物怖じしない人物でもあった。

白洲次郎を初めとする、その当時の人物達は戦後の焦土となった日本を立て直す為、
それぞれの責務を果たし、今日の豊かな日本国を作った。
見るからに焼け野原の日本、何も無い日本ではあったが唯一の希望は日本人が存在
していた事であり、先人達は役得、役損を考えず一人一人がそれぞれの責務を果たした。
それは、本年度、(社)燕三条青年会議所が掲げているスローガン、「Nobles(ノーブレス) oblige(オブリージュ)」
〜果たそう我々の使命を!〜 この地域の明日を考える、リーダーたる者、青年経済人としての
責務を果たして行きたいという想いと合致するものであり、一人一人がブレない品格を持ち、
行動してゆけば、この地域も国も美学持った国になると、講演を締めくくった。


作成者:広報渉外委員会  小林 貴史

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