4月例会を開催しました

 

 

４月例会

燕三条地域の医療に関する講演会　～みんなで学ぶ地域医療～

４月５日午後５時５０分より、（財）燕三条地場産業振興センター　リサーチコア７Ｆ　マルチメディアホールを会場にて、

４月例会が行われました。

開会に先立ち早川理事長の挨拶。

４月１日付で燕三条青年会議所に８名入会され、壇上にて紹介がありました。

新たに私たちのメンバーになられました皆さまご入会おめでとうございます！

先月に続き多数の入会者に盛り上がりを感じます。

つづいて、まちの医療委員会　関根委員長による趣旨説明ならびに講師紹介。

講演の前に燕三条青年会議所、まちの医療委員会の東樹君・原君による

県央の医療についての現状に関しての調査報告がありました。

 

そして現在の県央地域における医療の現状、そして問題点を済生会三条病院院長　郷 秀人先生よりご講演いただきました。

県央地域医療の問題点として、極端な医師不足・救急専門医の不在・救急患者の圏外搬送依存の高さ・医師の

長時間労働についてなど説明をいただきました。

そして特に市民の皆さんに訴えていたのが、救急車搬送される患者さんの約４７％が軽傷者であり、搬送

される子どもさんの７割が軽傷であること。

本来治療しなければいけない患者さんがいても、軽傷の患者さんの対応に追われ重症者が困る時があると

特に力をいれてお話されておりました。

この県央地域医療の発展にはもちろん救急医療機関設立、医師体制の強化など必要ですが、我々市民も

一緒に一丸となって考えなければいけないと考えさせられる内容でした。

 

また、郷先生は県央地域の医療を守るために６つの事をあげられてました。

①適切な生活で健康を保つ。

②かかりつけ医を持つ。

③具合が悪い時はまず考慮。

④必要ならかかりつけ医受診

⑤診療時間内に受診

⑥なるべく救急車を使用しない。

上記のことは市民の皆さんが実践できる項目です。

まずは健康であること。そして自分の体をよく知っているかかりつけ医を持つこと。具合が悪い時は

自分の体を良く知るかかりつけ医に相談し、お医者さんになるべく負担をかけないように時間内受診を

受ける。そして本当に必要な方に救急車を利用してもらう。

医療の現状、そして今後私たち市民もどんなことをしていくべきなのか。

我々の知りえない非常に興味深い講演内容でした。

郷先生、長時間に及ぶ貴重なご講演、誠にありがとうございました。

そして来場いただきました多くの市民の皆さまありがとうございました。

また次回の公開例会が確定した際はホームページでご紹介させていただきます。

 

早川理事長、郷先生、関根委員長との記念撮影。

最後に講師、郷 秀人先生からのメッセージです。