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元気なまちづくり事業【ひこざぇん製作体験】

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2011年9月14日(火)19:00から三条市庭月にある「庭月庵 悟空」にて、元気なまちづくり事業第2弾として【ひこざぇん製作体験】を行いました。この事業は、「このまちの魅力を再発見し、その魅力を活かした取り組みを通じてまちに暮らす人に夢や希望を持ってもらい、まちの中から燕三条を元気にする。」と掲げた年間の目的に対し、まずは青年会議所メンバーが自分達の生まれ育ったまちの魅力を知ることが、まちを元気にする第一歩と考え実施しております。

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元気なまちづくり委員会 渡辺友子委員長より事業の趣旨が説明されました。

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元気なまちづくり委員会の田中君よりひこざぇんの解説がされました。

ひこざぇんとは、昔から熊狩りの保存携帯食として伝わるおコメを使った下田の郷土料理です。

ひこざぇんは、下田産コシヒカリを使用します。おコメが炊き上がったらすりこぎで適度につぶし、熱いうちに握ります。それを木のヘラに刺し、わらじ型に広げます。そこにエゴマとミソ、砂糖、みりんなどで味付けしたミソダレを付け、ほんのり焦げ目がつき、香ばしい香りがしてきたら出来上がりです。

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エゴマをすりつぶします。エゴマの風味が室内に広がります。エゴマに含まれるαリノレン酸はガン・アトピー予防に効果があると言われており、とても健康によい食べ物です。

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みそをすりつぶし滑らかにします。普段すりこ木やすり鉢を手にしていないメンバーは、おぼつかない手つきで作業していました。

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炊き立てのご飯をつぶします。こちらの方が、講師をしてくださった渡辺さんです。さすがに慣れた手つきです。やさしく、ときにはきびしくご指導していただきました。

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つぶしたご飯を棒にさし焼きます。すでにこの時点でおいしそう。

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焼きあがったものに、みそだれをつけます。

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みそだれをつけて、さらにさっとあぶります。

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じょうずに焼きあがりました!おいしそうです。

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完成したひこぜぇんを参加したメンバー全員でおいしくいただきました。今回の事業では、みそだれのほか、カレー味、ラー油味、砂糖醤油味のひこぜぇんも作り試食をしました。

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改めて、講師の渡辺さんよりひこぜぇんの説明をしていただきました。昔はどの家庭でもひこざぇんをつくっており、、味も各家庭それぞれだったそうです。また、ひこざぇんの名前の由来は彦左衛門から来ているそうです。

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最後に川崎監事より事業の講評をしていただきました。「今日の経験をいろいろな人に伝えてほしい」とのことでした。

ひこざぇんは、信州・東海地方の五平餅や秋田のきりたんぽと同じような郷土料理に属すると思いますが、知名度はこの二つに比べてかなり低いといわざるを得ません。しかし、こういった機会を重ねることによって、ひこざぇんのもつポテンシャルを引き出し、まちおこしにつながっていくのではないかと感じました。

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