(社)日本青年会議所 北陸信越地区協議会 2008地区フォーラムin燕三条

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 − 第三部 CAPプログラム −


 2008年7月12日(土)16:15〜18:15に、新潟県県央地域地場産業振興センターリサーチコアに於いて、社団法人日本青年会議所、北陸信越地区協議会、2008地区フォーラムin燕三条で、「CAPプログラム」のセミナーが行われました。
 セミナーは、「CAP(キャップ)プログラム おとな向けワークショップ 〜子どもたちのために何ができますか〜」と題され、講師に特定非営利活動法人 子ども・人権ネット CAP・にいがた 事務局長/CAPスペシャリストの木村いほ子氏をはじめ、総勢3名を迎え、メンバー・外部合わせて30名ほどの出席がありました。
 受付時、それぞれが自分の子どもの頃のニックネームを名札に書き込み、それを胸に張っての参加してもらい、皆、童心に帰りながら書き込んでいました。
 CAPとは、Child Assault Prevention(子どもへの 暴力 防止)の略であり、「CAPプログラム」は、子どもたちがあらゆる暴力から自分を守り、人権意識を高めるための教育プログラムです。1978年、アメリカ・オハイオ州コロンバス市、レイプ救援センターで誕生し、1985年、森田ゆり氏によって日本に紹介されました。新潟では1996年に立ち上げられ、2005年にはNPO法人格を取得、子どもが自信を持って生きていくための組織固めをおこなっています。
 CAPの基本となる考え方には、人権意識・エンパワメント・コミュニティーがあります。人権意識では「安心」「自信」「自由」の三つの権利が大切であり、子ども自身が、自分を大切にする気持ちを持つことで人権意識を高めていくことが大切です。また、子どもに教える、権利を奪われたときの対処の仕方としては、「NO!」「GO!」「TELL!」があり、それぞれ、「いやと言っていいよ」「逃げていいよ」「信頼できる人に相談しよう」があります。エンパワメントは、子どもの問題解決力への信頼と働きかけであり、コミュニティーは、家庭・学校・地域をつなぐことが重要です。
 今回は、CAPの小学3・4年生に向けたプログラム・ロールプレイを実際に実施しました。講師は出席者を、名札のニックネームで呼び、出席者も子どもになりきって質問に答えたりしていました。そのため、子どもの身になって体験することができ、子どもの視点からCAPを考え、また親の身になって再度考えることが出来たように思います。
 JCメンバーの中では、幼児から小中学生のお子さんをお持ちの方も、多くいらっしゃると思います。自分の子ども、地域の子どもはもちろんのこと、世界中の子どもが自由に、そして幸せになるために、もっと広げていかなければいけないと感じました。

取材者/寺子屋広報渉外委員会 清水 朋宏

 

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