理事長から皆様へ

理事長 長谷川 直哉

ごあいさつ

〜果そう我々の使命を!〜

第13代 理事長

長谷川 直哉

6月理事長メッセージ 〜果そうわれわれの使命を!〜


平成21年6月
2009年度(社)燕三条青年会議所理事長
長谷川 直哉

 

 早くも2009年度、折り返しの6月を迎えました。100年に一度の危機と叫ばれるなか始まった年、振り返れば、北朝鮮による弾道ミサイル発射や豚インフルエンザ、米国大手自動車メーカーの破綻、そして再び北朝鮮による核実験など、まさに耳を疑うニュースが絶えなかった上半期だったのではないでしょうか。私は今年度、理事長を拝命するにあたり「ノーブレス・オブリージュ 〜果たそう我々の使命を〜」を掲げた背景には、こんな社会情勢だからこそ、真に我々がリーダーとしての力の発揮どころ、活動の場があるのだと信じて止まないからです。

古今東西、どんな時代でも人類にとって大切なことは、生き方、あり方なのではないでしょうか。私はこの青年会議所で様々なことを学びましたが、偉人達はその“後天的な”気づき以前に、自分を律する生き様、信条を備えていたのでは、と思うようになりました。現代の文明社会以前でも、あるいは発展途上にあっても、また有事のような極限の状況下であっても、己を律し、信条を持った美学、思想がある人は常に他を引き付け、人々に感銘を与え、革命を起こす原動力になってきたのでしょう。職人の街、この燕三条には古くから日常のなかで多くの職人達が感性という美学を持ってものづくりに勤しんできました。我々が今こそ必要な、己を律する美学を再び考え、伝播していきたいものです。

6月例会では敗戦、占領という2000年に一度の危機に立ち向かった、誇るべき日本人、伝説の男「白洲次郎の生き様」に焦点を当てて学びます。信条を持った生き方、己の美学について考え、この地域を牽引する原動力にしたいと思い企画しました。白洲次郎のように、自らの生き方に美学を求める人が増えれば、おのずとこの地域も美学を持った、パワフルな地域になるのではないでしょうか。家庭のリーダーとして、企業のリーダーとして、地域のリーダーとして我々の持ち得るパワーを存分に発揮しようではありませんか。「人を作り、地域(まち)を造り、未来(あす)を創る」パワフルな燕三条に向かって。

バックナンバー>1月1日>1月8日>2月6日>3月2日>4月1日>5月7日>6月1日